
大江戸骨董市16.終
大江戸骨董市、本日で16回目の出店になりました。
骨董市、蚤の市では東ドイツの花器が主なセレクトになりますが、器ものもわずかですがご紹介することができました。
お立ち寄りいただいたお客様、ご購入いただきましたお客様、誠にありがとうございました。
ご購入いただきました東ドイツの花器はまた改めて掲載します。
次回の大江戸骨董市出店は4月7日を予定しております。

塩釉炻器のデザートプレートです。
ドイツのラインラント=プファルツ州のヴェスターヴァルトの工芸品になります。古くから創業していたライン炻器は19世紀後半頃から徐々に衰退していき、20世紀前半頃では戦争などにより中断もしくは廃窯し、受け継がれてきた伝統が失われつつありました。そんな中、伝統的な塩釉炻器を復興しようとこの地で窯業していた陶芸家が新たなスタイルを生み出します。
植物や動物、風景図など様々な模様を素朴にあしらい、新たな工芸品としての地位を確立します。
この器もその流れを継承するものになります。
Sold Out

色絵の豆皿です。
オランダのゴーダ(ハウダ)陶器です。ゴーダ陶器はかつてデルフト陶器と並ぶほどの人気を博した有名な焼き物になります。
60年代後半に途絶えましたが、現在も熱狂的な蒐集家がいます。
アールヌーボー時代の様式化された植物のデザインがゴーダ陶器のスタイルになりますが、このモデルは少し変わっていて、羊歯に顔のようにも見える植物文様が愛らしい品になります。
Sold Out